東島丹三郎は仮面ライダーになりたい 柴田ヨクサル/協力:石森プロ 東映 小さい頃から本気で“仮面ライダー”になりたかった東島丹三郎(とうじま たんざぶろう)は、40歳になった今でもその夢を追い続けていた。そんなある日、「ショッカー現る!」というニュースが報道される。それはショッカー戦闘員のような覆面を被った、ただのチンピラによるコンビニ強盗事件。マスコミが面白がって「ショッカー」と呼称しただけの偽物だと理解していても、東島の正義の心は燃えていた。「俺のは“仮面ライダーごっこ”じゃないから」こうして東島は“仮面ライダー”のお面を顔にまとい、偽物のショッカー事件を解決すべく戦う決意をする——。