居間の掘りごたつで、再び劇画テクニック話の続きであります。 「先生は、もともとはGペンを使われていたんですか」 「いやカブラペン。最初から、貸本時代からカブラペンしか使わない」 「以前、丸ペンの先を切って使われていたということはありませんでしたか? それであの太い線を描いていたというのを、何かで読んだ記憶があります」 「誰がそんなこと言った? 丸ペンも、一応持ってはいるが、まず使わないな。カブラで丸ペンより細い線も引けます。逆に5ミリ幅の線だって引く」 ち、ちょっと待ってください。カブラペンで5ミリ幅って…それすごいですよ。1センチの半分ですよ? (これがどのくらいすごいことかは、家で実験してみましたので左の写真を見てください!) ←愛用のカブラペン。常時3本程度を使用。ペン置きは自作。 「まあ年とると5ミリはかなりキツイから、最近は3ミリだけどな。そのように使いこんだペン先は、もう刃物み