千葉市中央区の市立小学校で昨夏、男性教諭がプールの給水口の栓を閉め忘れて、大量の水を流失させる事故が起きた。この際に発生した水道料金約438万円をめぐって、誰が責任をとるべきかが問題になったが、今年2月中旬、小学校の校長と教頭、男性教諭の3人が全額弁済した。 千葉市教育委員会によると、体育主任をつとめる男性教諭が昨年7月21日、小学校で行われた水泳教室のあとで、給水栓を閉めるのを忘れた。その後、8月7日に閉栓されるまで、18日間も注水が続いた。プール脇の排水口に流出して、無駄になった水は約9200立方メートルにのぼった。 県水道局から請求された水道料金約438万円。市教委はその支払について、学校関係者や顧問弁護士と相談して検討していた。今回、3人が弁済した背景について、市教委保健体育課の担当者は、弁護士ドットコムニュースの取材に対して「本人たちから『全額弁済したい』という強い申し入れがあり
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