cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
不妊治療での経験から、割り切れない感情を抱いている今回の相談者。不妊治療とがん治療の共通点から、奇跡と希望について幡野広志さんが答えます。 ※幡野広志さんへ相談を募集しています。専用フォーム(匿名可)からご応募ください。 31歳のとき、不妊治療の末に授かった男の子を死産しました。 体外受精まで進んでも結果が出ないなかでの自然妊娠でした。 その後、仕事をやめて治療に専念しましたが、妊娠することはできないまま、35歳になりました。治療期間は8年、費用はトータルで1000万にも及び、そろそろ終了しなければならない、すべてやり尽くしてしまった、そんな気持ちです。 精神的にも疲れました。ここまでなんだか色々なものを失いました。 喪失感を、治療を頑張ることで、先への希望で埋めてきたのです。 夫との仲は良好で、この先2人でもやっていける、と言ってくれます。 でもなかなか元気が出ず、今でも塞ぎ込むことが多
定番メニューをおいしく作る方法を、その理由とともに解説する本連載。今回は白菜を使った鍋、「扁炉(ピェンロー)」をアレンジしたレシピをご紹介します。干し椎茸のうま味を生かすためのポイント、白菜の正しい使い方とは? 白菜を使った鍋といえば舞台美術家でエッセイストの妹尾河童さんが著書のなかで紹介し、人気メニューとなった『扁炉(ピェンロー)』が有名。今回はそれをアレンジした白菜鍋をご紹介します。ピェンローとは中国では鍋料理の総称。妹尾河童スタイルのピェンローは中国では一般的ではないので、日本生まれのオリジナルと言っていいでしょう。 白菜鍋のポイントは乾物の旨味を上手に活かすこと。味のベースには干し椎茸を使い、そこに豚肉の旨味を重ね、白菜と調和させます。干し椎茸に含まれるグアニル酸、豚肉のイノシン酸、白菜のグルタミン酸という異なる種類の旨味を重ね、たっぷりのごま油でコクを出しましょう。
cakesで「ハッピーエンドに殺されない」を連載中の牧村朝子さんと、『五つ数えれば三日月が』が芥川賞候補となった李琴峰さんの対談、最終回です。前回は、台湾や中国での「LGBT」の表現方法で盛り上がりましたが、今回は『五つ数えれば三日月が』の芥川賞選評への違和感を中心に語っていきます。 左:李琴峰さん 右:牧村朝子さん 牧村朝子(以下、朝子) ここからは、『五つ数えれば三日月が』芥川賞選評の話をしていきましょう。わたしがcakesで連載しているエッセイの読者投稿欄に、「選評を読んで悲しくなっちゃったんです」って書いて送ってきた人がいたの。 先日、芥川賞の選評が発表された際、「同性愛は最早凡庸なテーマである」とか「女性同士であるからという言い訳やエクスキューズが一切なく、果敢に攻めていく主人公の潔さと勇気に感服した」といったものを見て、とてもげんなりとしたのを覚えています。 私は女の子を、しか
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