★ このサイトを運営するNPO法人WANは、多様なフェミニズム実践とジェンダー研究の情報を発信・集積し、 ジェンダー平等を求める人々に交流の場を提供します。 古久保さんにシンポの感想を書いてと言われて承諾したものの、実はなかなか手がつけられませんでした。やおい論は、昔結構一生懸命書いちゃって(「やおい表現と差別〜女性のためのポルノグラフィを解きほぐす」だったかな。自分の書いた論文の題名まで忘れているというていたらく。すみません)、自分の中ではいったん終了させていたんです。終了させたかったという方が正しいかも知れません。 c 私は、やおい小説を書いていたときからリブの活動をしていて、自分の書いているもののSM的なポルノグラフィ性と、登場人物の権力構造に依拠した関係性に後ろめたさを感じていました。なのになぜ書かざるを得ないのか、なぜ、とりわけ後ろめたいその部分にこそ自分が魅力を感じてしまうのか