今最も人気の高い料理家の1人、山本ゆり氏はあるモヤモヤを抱えている。それは、テレビなどのメディアから取材を受ける際、プロフィールに「主婦」と入れられることだ。 累計発行部数700万を超えるレシピ本シリーズ『syunkonカフェごはん』の著者で、料理コラムニストを名乗る山本氏の活躍ぶりは目覚ましい。ツイッター、インスタグラムのフォロワーはそれぞれ100万人超え、料理レシピ本大賞でもたびたび入賞し、今年はエッセイ集とレシピ本のダブル受賞をしている。 「料理家」というキャリアを築いているにもかかわらず、いまだに主婦の延長線上にある仕事と捉えられるのはなぜなのか。平成を代表する料理家、栗原はるみ氏と、デビュー10年で人気料理家に成長した山本氏を比較しながらその理由を考えてみたい。 「カリスマ主婦」と紹介されることも 10年前に結婚し、3人の子を持つ山本氏は、単に「主婦」と書かれるだけでなく、「カリ
![「栗原はるみ」と「今の料理家」との決定的な違い](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9bca589aa1f8d27da5e95440e29b4dc18e2276bd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fd%2F2%2F1200w%2Fimg_d203510da9bbdc4c2a2f4ce748e76136306121.jpg)