Jリーグ1部(J1)横浜Mが、来季の戦力補強としてJ1川崎の北京五輪代表MF谷口博之(25)の獲得に乗り出していることが9日、明らかになった。関係者によると、既に正式オファーと初交渉を済ませているという。谷口は横浜Mの下部組織出身。県内J1クラブ間の大型移籍となるか、交渉の行方が注目される。 今季8位の横浜Mはベテランら大量8選手と契約を更新せず、世代交代を進めている。特に、年間を通して固定できなかった守備的MFの補強は急務で、「中盤の底でハードワークできる選手」(横浜M関係者)として谷口に注目。完全移籍での獲得を目指している。 谷口は今季、稲本の加入や若手の台頭などで、リーグ戦の先発出場が12試合にとどまった。川崎とは来季の契約を残すが、代理人を通じて移籍先を模索。取材に対し、「プロはまず試合に出ることが優先」とも話していた。 川崎側もこうした動きを把握した上で、クラブ幹部は「うち