東海テレビ放送(名古屋市)は30日、情報番組で岩手県産米のプレゼント当選者を「セシウムさん」などと不適切なテロップで表示した問題について検証する番組「ぴーかんテレビ不適切放送 ~なぜ私たちは間違いを犯したのか~」を愛知、三重、岐阜の3県で放送した。 番組は午前9時55分から約1時間、CMなしで放送。冒頭、浅野碩也社長は「岩手県をはじめとする全国の農業関係者や、必死に復興に取り組む被災地、視聴者のみなさまに深くおわびを申し上げる。言い訳のしようのない過ちを犯し、深く反省している」と謝罪。テロップを作成した外部スタッフが、所属会社から懲戒解雇されたことを明らかにした。 番組が打ち切られた同番組の枠内3県で放送されたが、東日本大震災の被災地を含めた全国で視聴できるよう放送終了後から約2週間、ホームページでも映像を配信する。 同局ではこの問題を受け、上智大の音好宏教授(メディア論)らで構成する検証