同社によれば、列車の安全・安心・定時運行だけでなく、乗客に快適に鉄道を利用してもらうことに、鉄道事業者が積極的になってきたという。プライバシーを守った上で列車や乗客に関するデータを分析して、それを乗客の利便性向上につなげる機運が高まっている。こうした流れに乗って、日立の研究所では、鉄道事業者が収集したデータに、日立がこれまで培ってきたデータ分析技術を適用して、ソリューションを鉄道事業者と一緒になって開発する案件が増えているという。 今回のプライベートイベントでは、「鉄道の多様なデータを可視化・シミュレーションする技術、分析技術など、ビッグデータを活用したソリューション」というタイトルで全部で5つの技術を紹介する(図1)。例えば、「在来線混雑可視化システム」という技術は、運行中の列車の位置と乗車人数(車両の重さから推定)をデータとして取得し、それをデータ分析して結果を地図上に表示する(図2)
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