韓国・ソウルにある鷺梁津水産市場(中央左)と同市場の新しい建物(中央右、2016年2月24日撮影)。(c)AFP/Ed Jones 【3月10日 AFP】韓国の首都ソウル(Seoul)で、歴史ある同市最大の水産市場を総工費5億ドル(約570億円)の未来的な建物へ移転する動きに対し、店主らが反対している。反対派は、45年間慣れ親しんだ、不規則に広がる年季の入った市場のままでいいと主張している。 鷺梁津水産市場(Noryangjin Wholesale Fisheries Market、ノリャンジン水産市場)はソウル南部の高層ビルが密集する地区にあり、同市のランドマークであるとともに観光スポットでもある。 市場を運営する水協(Suhyup)は、すぐ横に建てられたイルカ形でガラス張りの最先端の建物に市場を移転したいとしている。運営側は現在の市場について、時代遅れで効率が悪いうえに、構造的にも危険