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ブックマーク / book.asahi.com (2)

  • 【レビュー・書評】災害ユートピア―なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか [著]レベッカ・ソルニット - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    災害ユートピア―なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか [著]レベッカ・ソルニット[評者]柄谷行人(評論家)[掲載]2011年2月6日著者:レベッカ ソルニット  出版社:亜紀書房 価格:¥ 2,625 ■相互扶助の出現、無法状態でなく 大災害が起きると、秩序の不在によって暴動、略奪、レイプなどが生じるという見方が一般にある。しかし、実際には、災害のあと、被害者の間にすぐに相互扶助的な共同体が形成される。著者はその例を、サンフランシスコ大地震(1906年)をはじめとする幾つかの災害ケースに見いだしている。これは主観的な印象ではない。災害学者チャールズ・フリッツが立証したことであり、専門家の間では承認されている。にもかかわらず、国家の災害対策やメディアの関係者はこれを無視する。各種のパニック映画は今も、災害が恐るべき無法状態を生み出すという通念をくりかえし強化している。 むしろこのような通

    genosse
    genosse 2011/03/11
    災害という状況が、一般に言われているようなアナーキーでは無くむしろ相互扶助的な共同体を産みだすということ。
  • 【レビュー・書評】しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール [著]香山リカ - 売れてる本 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール [著]香山リカ[掲載]2009年9月6日[評者]佐々木俊尚(ジャーナリスト)■アンチ「勝間」もまた幻想か 書に書かれていることの大半は「小泉改革が日をダメにした」「勝ち負けを重視しすぎ」といった、ワイドショーのようにわかりやすく、かつ古くさい現代社会批判である。だがこのの唯一新しい点は「アンチ勝間」だ。表紙の帯には大きく「〈勝間和代〉を目指さない。」と銘打たれ、文中でも最終章をまるまる割いて、経済評論家・勝間和代氏の自己啓発への批判が展開されている。 現代の日は過酷だ。終身雇用制と年功序列に守られなくなった若者たちは、自分でキャリアパスを組み立て、コミュニケーション能力を高め、専門知識も身につけなければならない。そうしなければ脱落してしまうという不安感が彼らを覆っているからだ。自己啓発クイーンこと勝間氏のが読まれ

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