昨年12月の銃刀法改正で厳しくなった銃への規制が、高校スポーツのエアライフル(AR=空気銃)種目に思わぬ余波を広げている。新たな資格取得手続きが必要になったためで、選手が大会に出場できないケースが出ている。五輪競技でもあるライフル射撃だが、関係者からは「このままでは競技人口が激減してしまう」との悲鳴が聞こえてくる。 改正銃刀法は14歳以上18歳未満を対象に、自分の所有ではない銃を撃つことができる「年少射撃資格制度」を新設。高校生は、競技銃を扱うために、講習や申請などで約2万円の費用がかかる資格の取得が必要となった。これまでは、新入生でも指導者所有の銃を借りて射撃場で練習することができたが、法改正で不可能となった。 改正法施行直後の情報不足で資格取得に必要な書類をそろえるのに手間取ったり、講習の日程が合わないなどのケースがあり、4月に行われた関東大会県予選の団体戦に出場できたのは、県立海