多くの人が趣味や勉強のために利用するだけでなく、時には憩いの場としても活用される図書館。市民にとっては重要な公共施設ではあるが、財政難に陥った自治体が縮小や閉鎖という道を選択することもある。英国のある街では財政の悪化により、年内での図書館閉鎖を検討せざるを得ない状況になったそう。しかし、この計画に「待った」をかけるべく、一部の住民たちがFacebookやメールで抗議活動を呼び掛けた。その結果、図書館にあった約1万6,000冊の本が借りられ、本棚がすっからかんの状態になったという。 話題を呼んでいるのは、英南部ミルトンケインズにあるストーニー・ストラトフォード図書館。複数の村や町が合併して1967年にできたこの街には10の図書館があるが、街は予算規模の縮小を迫られ、図書館の運営縮小も検討課題の1つになった。現段階では、10か所の図書館のうち2か所の年内閉鎖を検討しており、2月22日に開かれる