サイボウズがARR(年間経常収益)や解約率など、SaaSの経営指標を初めて公表した。 Business Insider Japanでは同社が業績の割に株価が低迷し“投資家から人気がない”こと、その理由の1つとしてSaaS企業には珍しく上記の数値の非開示を貫き、決算説明資料は年に一度のみ、機関投資家との個別ミーティングにも消極的などの“塩対応IR”があることを指摘してきた。 参考記事:時価総額1000億円超、好調サイボウズはなぜ投資家に「評価されない」のか サイボウズは、SaaS指標は今後も決算短信で開示することを検討しているとし、加えて投資家との面談回数を増やすことなども明らかにした。一体何があったのだろうか。 青野慶久社長が決算説明の場で、「今まで都合のいい話だけしていたのですが、ちょっと悪い数字をご紹介します」と切り出して初公開したSaaS指標と、同社のIR方針の変化について、専門家に