【検事逮捕】逮捕覚悟の前田容疑者「自分はもう終わり」 佐賀容疑者「早まるな、任せろ」 (1/2ページ) 大阪地検特捜部の押収資料改(かい)竄(ざん)・犯人隠避事件で、主任検事の前田恒彦容疑者が1月に前副部長の佐賀元明容疑者(49)に改竄を打ち明けた際、「自分はもう終わりです」と訴え、佐賀容疑者が「早まるな」となだめていたことが3日、検察関係者への取材で分かった。前田容疑者はこのときの心情について「辞職や逮捕を覚悟していた」と供述しているという。 最高検は、佐賀容疑者とこの報告を受けた前部長の大坪弘道容疑者が当初から前田容疑者の「犯人性」を強く認識していたとみている。 検察関係者によると、東京に出張中だった前田容疑者は1月30日、佐賀容疑者に電話で「改竄が故意だった」と説明。「自分はもう終わりです」と漏らした。 これに対し、佐賀容疑者は涙を流しながら「早まるな。すべて任せろ」となだめ、「フロ