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2008年12月10日のブックマーク (5件)

  • 高橋留美子とハンディ・ゲーム   - 熊田一雄の日記

    高橋留美子(1957-)は、子ども向けの通俗マンガ家と思われているのか、日ではサブカル評論家に論じられることが少ない(論考をご存じの方はご教示下さい)マンガ家ですが、私は後世の人はこの人の才能を高く評価するだろう、と予想しています。アメリカManga Shopで一番売れていたのは、この人の作品でした。 英文学の古典「ジェーン・エア」(1847)について、ジェーン・エアは、ロチェスター伯爵が火災で家屋敷(と元)を失い失明する一方で、自分の方は「叔父の遺産」を相続した時に、始めて伯爵のプロポーズを受け入れるが、そこに女性作者シャルロット・ブロンテ(1816-1855)の男女間の権力関係についての近代的な醒めた認識がある、と聞いたことがあります。近代社会では、男性に何らかのハンディをつけなければ、男女間の「対等な対」を説得的に描くことができなかったのでしょう。 1980年代に入る頃から、高

    高橋留美子とハンディ・ゲーム   - 熊田一雄の日記
    ggg123
    ggg123 2008/12/10
    今日はこのタグ多し。年末進行なのだ。
  • Web評論誌「コーラ」5号 <倫理の現在形>第5回「グローバル化した「性取引」にまつわる「倫理」と実証研究:誰がなぜ「それ」を「悪い」と言うのか」,青山薫

    ■はじめに 意識して挑発的に言わせてもらえば、「性取引」に関する「倫理」の問答に私は苛立つ。 それはこの問いと答えが、日社会では青鞜社以来繰り返されてきた近代的人権概念で性差別を撃つ議論をなぞるに留まっているばかりでなく、いまだに言説上でのみ繰り返される傾向が強いからである。そして、この、当事者と彼女たちを取り巻く具体的な状況をさておく言説製造の傾向は、性取引については近年他で弱まってきていることに照らせば(注i)、 相対的に日語圏でとくに強いと思われるからである。このこと自体が、性労働にたずさわる人びとを日の言説製造界が、学術研究分野であれ社会運動分野であれ、とくに軽視している、あるいは観察対象(ときに救済対象)としてしか扱っていない現状を表わし続けていると思われるからである。性産業における労働者も雇用者も客もふくむいわゆる「現場」の人びとの生活実践と乖離したまま、学究的、政治

  • WEB評論誌「コーラ」2号/「新・映画館の日々」第2回:やおい的身体の方へ(鈴木薫)

    ■女とポルノが出会うところ S  前回、某ブログの「BLにはまる女性たち」をダシにした分析モドキを批判したんですが、あのあと、やはり前回文中に登場してもらったMさんから、「ユリイカ」が近く「腐女子マンガ」特集を出すことを聞きました。実はMさん、この特集に書いていて、その原稿を先日読ませてもらったら大変面白かったものですから、今日はこれを手がかりに話をしたいと思っています。 I  正式には「腐女子マンガ大系」といい、もう目次が青土社のサイトで見られます[臨時増刊号として6月12日に発売された。http://www.seidosha.co.jp/index.php?%C9%E5%BD%F7%BB%D2%A5%DE%A5%F3%A5%AC%C2%E7%B7%CF]。対象がマンガであって「腐女子」じゃないところが、ナルホドと言うか、個人的には好感度大ですね。「腐女子」というオタクな連中が仮想世

  • Web評論誌「コーラ」:やおい的身体の方へ

  • ETV特集 2009年1月4日(日)吉本隆明 語る ~沈黙から芸術まで~

    写真・左、中:2008年7月19日 吉隆明講演会 写真・右:吉さんの自宅にて糸井重里さんとの対談 戦後思想界の巨人と呼ばれ、日の言論界を長年リードしてきた吉隆明(よしもと・たかあき)さん。84歳になった今も、自らの「老い」と向き合いながら、思索を続けている。 吉さんは、目が不自由になり読み書きがあまりできなくなった。足腰も弱り、糖尿病を抱えている。しかし、2008年夏、「これまでの仕事をひとつにつなぐ話をしてみたい」と親交のあるコピーライター糸井重里氏に協力を依頼し講演会を開いた。 「僕のなんか読んでいない人に、どうやったら分かってもらえるかが勝負です。」 車椅子に乗って登場した吉さんは、2千人を超える聴衆を前に、3時間にわたり休むことなく語り続けた。 詩人にして文芸評論家、そして思想家。文学や芸術だけでなく、政治・経済、国家、宗教、家族や大衆文化まで、人間社会のあらゆる事象

    ggg123
    ggg123 2008/12/10
    あ。この講演、一日迷っただけでもう取れなかったやつだ。。。ないすNHK^^