Wind River/2017(アメリカ)/111分 監督・脚本:テイラー・シェリダン 出演:ジェレミー・レナー、エリザベス・オルセン、ギル・バーミンガム、ジョン・バーンサル 静かに訴え続ける民族差別 キャスリン・ビグローが『デトロイト』で暴いた黒人差別の実態を“動”とするならば、正にその対となるのがこの作品。 俳優から転身したテイラー・シェリダン監督らしく、彼の培ってきた知的で繊細な現場テクニックが随所に施されていてこの作品が初監督作品とは思えない程。 www.youtube.com 雪原で死んだ少女の事件を淡々と追う展開は、脚本を務めたドゥニ・ヴィルヌーヴの『ボーダーライン』と一見同じクライムサスペンスのようで中身は別物。 自由と平等を謳うアメリカで今尚続くアメリカ先住民族インディアンの迫害と苦悩の歴史を随所に織り交ぜ、彼らの鬱屈した闇を“静”かに捉え続けています。 『ウォーキング・デ
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