英語を教えるとき、「相手の読み取り力を信じましょう」と生徒さんに言う。 まじめで優しい人ほど「ちゃんと伝えなきゃ」と思ってしまい、あれもこれも言おうとして英語が出てこなくなる。 だからわたしは、「全部言おうとしなくて大丈夫ですよ。相手は文脈から読み取ってくれますから。相手を信じましょう」と伝える。 同じような理由で「たくさん単語を覚えて知識を増やさなくていいですよ」とも伝えている。 わからない言葉は、相手に教えてもらえばいいからだ。 わたしが英語を学んでいたときは、わからない単語は知っている言葉でなんとか説明して、「もしかして○○のこと?」と相手に教えてもらっていた。 「そうそれ!」と覚えた単語はずっと忘れないし、「教えてくれてありがとう」となり、相手も感謝されてうれしい。 お互いハッピーでいいことづくめなので、がんばって単語を覚えることはしなかった。 仕事でもそうだ。 自分ができない部分