巨人の長嶋茂雄終身名誉監督=報知新聞社客員=が3日午前6時39分、肺炎のため都内の病院で死去した。89歳だった。読売新聞社が発表した。 葬儀・告別式は近親者のみで執り行う。喪主は次女の三奈氏。遺族の意向により弔問、香典、供物、弔電は辞退する。後日、お別れの会を開く。日程、会場は決まり次第発表する。 戦後の球界に彗星(すいせい)のごとく現れ、巨人を不滅のV9へと導くなど、プロ野球を国民的娯楽へと発展させた立役者。数々のドラマと偉業に彩られた、日本球界最高のスーパースター、「ミスター」が、その生涯の幕を閉じた。 病に倒れたのは、2004年3月。脳梗塞(こうそく)により、右半身にまひが残った。壮絶なリハビリを経て、その後表舞台に復帰したが、22年9月に体調不良で緊急入院。以降は入院生活が続く中でも、巨人戦の観戦に訪れるなど衰えない野球愛を見せていた。最後に東京ドームを訪れたのは、今年3月15日の
