印刷 関連トピックス東京電力原子力発電所夏休み中に、取り除いた表土を埋めるため、深さ1.5メートルまで掘り下げられた校庭。隣接する幼稚園の表土も運び込まれる予定だ=10日、福島県南相馬市の鹿島小学校、日吉健吾撮影土除去実施状況 東京電力福島第一原発事故で、福島県内の公立の小中学校、養護学校、幼稚園・保育所の半数にあたる584校が、汚染された校庭や園庭の土を取り除く工事を実施したか、計画していることが朝日新聞の調査でわかった。このうち97%が夏休み中に終える見通しだ。除去で生じる土の量は約18万立方メートルにのぼるが、処理のめどは立っていない。 全59市町村に、公立の計1160校の実施状況を聞いた。土の除去を実施または計画中なのは25自治体の584校。このうち、10日までに完了したのが299校、おおむね今月末までの夏休み中に終えるめどが立っているのが268校。合わせると97.1%が2学期