中国政府は、慰安婦問題や南京事件に関する資料をユネスコの世界記憶遺産に申請したと発表しました。 中国外務省・華春瑩副報道局長:「南京大虐殺と慰安婦に関する貴重な歴史資料を(世界記憶遺産に)申請した目的は、また同じように非人道的で人権を侵害する反人類的な犯罪の再発を防止することにある」 世界記憶遺産は、ユネスコが歴史的な文書や絵画の保存を目的に登録するものです。華副報道局長は、今回、申請した資料について「貴重な歴史的価値を持ち、申請基準に完全に合致する」と主張しました。中国は、今年4月に慰安婦問題に関する資料を外国メディアに公開するなど、歴史問題を巡り、韓国とも連携して日本に圧力を掛ける動きを強めています。一方、ユネスコによりますと、中国からの申請は今年3月31日までにあったということです。審査には1年以上掛かるとしていて、来年の6月ごろに審査結果が出るということです。
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