8月1日、焼けるような暑さに見舞われた東京・霞が関。この日、国土交通省庁舎の屋上では一風変わった実験が行われていた。 「メェー」 屋上まで上ると現れたのは、日陰で涼む2頭のヤギ。「これからヤギに『除草』をしてもらいます」と、国交省の職員が説明を始めた。見渡せば、屋上庭園には雑草が生い茂っている。機械や除草剤を使う代わりに、ヤギに食べさせることで除草をしようという試みだ。 向かったのは雑草ではなく、植え込み… だが、開始時間になってもヤギは素知らぬ顔で寝そべったまま。居並ぶ報道陣を前に、あくびをする余裕すら見せる。2頭のヤギを飼育する男性は「ヤギは暑さがあまり得意じゃない。日陰にとどまっていたいのでは」と解説する。この日の最高気温は約35度にも達した。 見かねた職員がヤギたちの大好物である葛(くず)の葉を差し出すと、すっくと立ち上がって草をはみ始めた。……が、彼らが食べているのは雑草ではなく
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