[ロンドン 20日 ロイター] -英マンチェスター博物館に展示されている3800年前の古代エジプトの彫像が、ガラスケースの中でひとりでに回転するという現象が起き、関係者を不思議がらせていたが、このほどその謎が解明された。 この現象をめぐっては、エジプト神の呪いや所有者の魂が像に宿っているなどのうわさがささやかれていたほか、磁場が作用しているのではという推測もあった。 英テレビ番組「MysteryMaps」で謎解きに挑んだエンジニアのスティーブ・ゴスリング氏は20日、ロイターの電話取材に答え、回転の原因が博物館周辺の交通などによる微小の振動だと指摘。 同氏らが加速度計を設置して調べたところ、周辺の交通や来館者の往来による振動の影響があることが分かったという。 高さ25センチの男性の彫像が回転する映像はインターネットでも公開され、像を一目見ようとする人たちで博物館には多くの人が訪れる騒ぎにもな