前編はこちら 倉林:前回は一度失敗した起業家でも再スタートを切るべきだという話になりましたが、アメリカではベンチャー経営者としては失敗した創業者が、プロの経営者に経営の権限を委譲することもあります。まだ日本では代わりに経営をやってくれる人が少ないけれど、こういうサイクルが回ると、この仕事もやりやすくなるでしょうね。 たとえば大企業にいらしたベテランで、いいテクノロジーを持っているけれど、「ベンチャー経営は初心者です」という方が、ベンチャー経営のプロと2人でチームを組むようなことができたら面白いと思いますよ。 アメリカのベンチャーは40~50代が中心 伊佐山:それは日本のベンチャー業界を盛り上げるためのキーになる考えですよ。ベンチャーというと若い人を応援するものだというイメージが強いけれど、アメリカのベンチャーはほとんどが40代、50代ですよね。なぜなら半導体などの技術は、大企業に15年、2
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