インターネット調査企業であるコムスコアのレポートによると、2017年のNYTのサイトの滞在時間は約5分で、2016年と比較をすると35%も増加したという。滞在時間を重要指標として据え、改善を行ったことが功を奏した形だ。その背景と、具体的な成功要因に迫る。 サブスクリプション数の増加で取り上げられることが多いニューヨーク・タイムズ(New York Times:NYT)だが、近頃では滞在時間の伸びにも注目が集まっている。 ある広告バイヤーが主導した、インターネット調査企業であるコムスコア(comScore)のレポートによると、2017年のNYTの滞在時間は約5分で、2016年と比較すると35%も増加した。サイトの滞在時間を増やすことは、NYTにとって、ビジネスモデルの中心になっているサブスクリプション数を増やす取り組みの一環だ。 「NYTに触れる時間を増やしてもらい、さまざまな領域の記事をよ