日曜日、オヤジの命日より数日早い13回忌が実家でありました。私の生家はお寺の境内、檀家代表の本家はオヤジがテーラー開業するので当時の和尚から譲ってもらった土地にありました。本家はここから車で10分ほどの田園地帯、戦後の農地改革で没収されるまでお寺から本家までの土地をかなり持っていたと聞いています。商売するには無理な田舎なので、街に近いこの場所をお寺から分けてもらったようです。菩提寺はお隣さん、子供の頃からよく知っている若和尚がお経をあげてくれました。 儀式が済んだ後、若和尚は昨年の親鸞聖人生誕750年の様々な儀式のこと、「南無阿弥陀仏」を唱える意味や三蔵法師がインドから持ち帰った経典のことなどあれこれ話してくれました。若和尚の話の中に「おしょうしんげ」という言葉が頻繁に出てくるので、「それは何ですか?」、「南無(ナム)の意味は何ですか?」とあれこれ訊ねたら、古来インドの経典はサンスクリッ