なんだか、友達のカーチャンが作ったカレーみたいな映画だなあ。 鑑賞直後思った。 「あ、お前んちのカレー、挽肉使うんだ?へー。ルゥは?バーモントカレー?あっ・・そうなんだ・・」 昼飯のトンカツ喰いながら、もう一回、そのカレーのことを考えてみたら、味を全く思い出せなくなった。 E.T.、未知との遭遇、ジョーズ、グーニーズにエクスプローラーズ、果てはITだ。この映画にはなんでも入っている。でも、いくら咀嚼しても味がしない。 J.J.エイブラムズはスピルバーグへのオマージュをキッパリと否定しているが、どう見てもこれはE.T.、未知との遭遇、ジョーズをほどよくブレンドして綺麗に整理整頓したものだ。でも、綺麗に並べただけでは、味がなさ過ぎる。これじゃ、教師が理想とする優等生集団の生真面目な学級会だ。実際の子供とか青春ってのは、もっと向こう見ずでとっちらかってるべきものだろ。 「上手いことまとめて撮れた