映画『パプーシャの黒い瞳』より、パプーシャ役のヨヴィタ・ブドニク(左)、イェジ・フィツォフスキ役のアントニ・パヴリツキ(右) © ARGOMEDIA Sp. z o.o. TVP S.A. CANAL+ Studio Filmowe KADR 2013 「パプーシャ」(人形)という愛称で呼ばれる史上初となるジプシーの女性詩人プロニスワヴァ・ヴァイスの波乱の人生を、ナチスからの迫害を受けたポーランドのジプシーの歴史を背景に描く映画『パプーシャの黒い瞳』が4月4日(土)より公開される。書き文字を持たないジプシーに生まれた彼女が読み書きを習い、ポーランドの詩人イェジ・フィツォフスキとの交流を経て、詩人として注目を集めるなかで彼らの社会に波紋を投げかけていく過程が、モノクロの静謐な映像により綴られている。今回は、昨年12月24日に死去した夫のクシシュトフとともに共同で監督したヨアンナ・コス=クラウ