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ブックマーク / stroszek.hatenablog.com (4)

  •  Samurai Expendables-『十三人の刺客』感想 - Stroszekの日記

    『十三人の刺客』を観てきた。 以下、結末までネタバレ感想。未見の方は、読まない方がいいと思います。 「斬って斬って、斬りまくれぇい!!」 役所広司のこの台詞に象徴されるように、これは消費の欲動に基づいた映画である。 人命を消費して悪虐の限りを尽くす将軍の基地外弟を討ち取るために、侍たちが自分の命を捨てる話。 時は19世紀半ば、徳川幕府末期の話。将軍の腹違いの弟という、江戸幕府の巨大な消費構造の頂点に近い人物を、中間管理職たる侍たちが狙い撃ちする話。参勤交代の途中に討ち取るのだが、参勤交代という制度自体、大名があまり力を付けないように人力・物資の消耗をさせる目的で徳川家が生み出した制度であるため、お上による臣下の消費と言えなくもない。 江戸時代の身分制度において下層、つまり搾取の対象であった農民や商人は物語を動かす登場人物として出てこないため、庶民たるわれわれは安心して楽しめる作りである。し

     Samurai Expendables-『十三人の刺客』感想 - Stroszekの日記
  • 推しメンはキム−『スコット・ピルグリム vs. 邪悪な元カレ軍団』感想 - Stroszekの日記

    シネマライズで『スコット・ピルグリム vs. 邪悪な元カレ軍団』を観てきました。 (Dir. Edgar Wright, Scott Pilgrim vs. the World, 2010.) 漫画的表現がエドガー・ライトの匠の技によりテンポのいい映像表現に移し変えられ、オールド・スクールなレトロゲームのピコピコ感に溢れた、とってもキュートな映画でした! 以下、ネタバレ感想。 取りあえず気に入ったポイントを羅列してみます。 ・スコットを演じるマイケル・セラが超キュート。原作漫画ではちょっと顔のカワイイ、イマドキの若者といった、どこにでもいる感じです。しかし天然パーマでひょろひょろのマイケル・セラが演じると、非常にコミカル。内股で走る、背でベースを弾く、「高校生の彼女がいるんだ。内緒にしてね」と隠し切れないドヤ顔で自慢するなど、小物感が増幅され、なんとも言えないおかしさを醸し出しています。

    推しメンはキム−『スコット・ピルグリム vs. 邪悪な元カレ軍団』感想 - Stroszekの日記
    globalhead
    globalhead 2011/05/03
    イズム君はジョン・ヘダー似ということで定着したようだな。
  • "Where Is My Mind?"-『エンジェルウォーズ』感想 - Stroszekの日記

    渋谷シネパレスで『エンジェルウォーズ』を観てきました。(Dir. Zack Snyder, Sucker Punch, 2010) 徹底的に決定権が男性の手に握られた世界で、少女たちがそれを取り戻すまでの物語として、面白かったです。 以下、ネタバレ感想。 劇場に座ると、Pixiesの"Where Is My Mind?"とビョークの"Army of Me"が延々ループでかかっていたんですね。 映画のなかでも重要なシーンで使われていました。 "Where Is My Mind?": (私の心はどこへ行った?) Oh - stop あー、止め With your feet in the air and your head on the ground 足は宙に、頭は地面に Try this trick and spin it, yeah さあ、回してみるの Your head will coll

    "Where Is My Mind?"-『エンジェルウォーズ』感想 - Stroszekの日記
  • どてらいやつらは止まらない−『アンストッパブル』感想 - Stroszekの日記

    渋東シネタワーにて、『アンストッパブル』を観てきました。(Dir. Tony Scott, 2010, 米) 以下、観てきたばかりの感想を書きます。内容に触れていますので、未見の方は注意! いやー、面白かった。 無人で走り出しどんどん加速していく貨物列車(有毒化学物質搭載)を、新米車掌とベテラン機関士がなんとか止めようとする話。 粗筋紹介が一文で済むって素晴らしいです。シンプル・イズ・ベスト! これ、はっきり言って人災と悪運が積み重なって起こった事故なので、悪人は一人も出てきません。 ちょっと自分の仕事にだらしない奴や、会社の利益を第一に考え、町の人々の命を危険に晒す社畜のみです。 しかし、この「だらしない奴」の描き方がすばらしかった!! なんていうんでしょう、画面に大写しにされるボンクラの顔! 事件の発端となったのは、貨物列車を運転していた運転士が進路を自分で切り替えようとして、ちょっと

    どてらいやつらは止まらない−『アンストッパブル』感想 - Stroszekの日記
    globalhead
    globalhead 2011/01/09
    面白かったよねこれ。
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