先日、VOICEでお伝えした、京都大学の時計台の前に小屋を建てて住み込み雇い止めに対して抗議している大学の元非常勤職員らが、法的手段に打って出ました。 訴えを起こしたのは京大の元大学院生で、今年の3月まで非常勤職員として働いていた井上昌哉さん(37)と小川恭平さん(40)です。 井上さんらは「非正規雇用の職員が5年を期限に契約が延長されないのは不当だ」として、2月から時計台前に小屋を建てて抗議してきました。 しかし、団体交渉を求めても大学に取り合ってもらえないということで、提訴して雇用の継続や仕事の斡旋などを求めることにしました。 「今の非正規の働き方自体がおかしい。“人”として扱われていない。みんな『おかしい』と思ってる。『おかしい』という声を上げることが大事」(井上昌哉さん) 訴えに対して京大は「訴状の内容を確認していないため、今の段階ではコメントできない」としています。 (0