「視覚障害」と きいて、あなたは なにを 連想するだろうか。 目が みえない 点字 白杖(はくじょう) おそらく、うえの みっつは 違和感なく 感じられるのではないだろうか。ほとんど、「視覚障害者といえば点字」というイメージが できあがってしまっている。だが、すこし かんがえてみよう。 視覚障害者のなかには、先天盲や中途失明者の ほかにも、弱視者(低視力者)が いる。この点が、あまりにも かんたんに わすれられている。これは なにも、障害者と かかわりを もたない ひとに かぎらない。 倉本智明(くらもと・ともあき)さんの「障害者文化と障害者身体─盲文化を中心に」『解放社会学研究』12号、31-42を みてほしい。 点字の市民権獲得をめざす盲人運動の成家として、国会議員や自治体の首長・議員選挙における点字投票、点字による郵便物の宛先表示の公認等、その流通範囲は拡大されてきている。しかし、福