ドットインストール代表のライフハックブログ
ご存知グールドの「人間の測りまちがい」が嬉しい文庫化。この機会に全国民この本を読むといいと思うお。 本書の邦訳につけられた副題は「差別の科学史」。 ごく簡単に言うと本書は、科学が人種差別や階級差別・および差別的な政策にどのようにして理論的バックボーンを提供し、かつ、その研究自体もいかに差別の影響を受けていたかを丁寧に論じたもの。 言い換えよう。素朴なイメージでは政治とは無縁で、事実の探究・真理の探究を第一義としているはずの科学というものが、実は政治と相互に大きな影響を与えあっているということを、事実を元に論じた本だ。 グールドは論点を明確にするために、取り上げるケースを絞った。つまり、人間の知能というものが一直線にプロットでき、それが遺伝的に固定されているという主張を、19世紀からさかのぼって検討しているのだ。 グールドが巧みな点は(そしてこれは半ば科学史も専門にしているグールドの特徴でも
迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか 作者:モアレム,シャロン,プリンス,ジョナサンNHK出版Amazon 読了。途中までは軽めの楽しい本だと思っていたけど、いやはや、途中から印象は一変。こいつぁ結構挑発的な本かもしれない。 聞きたまえ諸君。ラマルクが復活したぞ。 なんか、獲得形質って遺伝することもあるらしいぜ。 第4章までは実際、軽い感じで楽しめる本なのだ。遺伝が関係する病気が世の中にはたくさんあるけれど、「では、病気を引き起こす遺伝子がなぜ自然淘汰に引っかからなかったのか?」という、なんつーか、トリビア的なトピックなんだよ。 それが5章以降、この御仁は本性を現す。 レトロウイルス、トランスポゾン、エピジェネティクス(後成遺伝学)といった武器を駆使して、どんどんとダーウィニズムに攻撃を加えていくのだ。その姿はまるでラマルキズムの権化である*1。トランスポゾンと断続平行進化を結びつけ
「バロック」「キングオブワンズ」「ぷよぷよ」「トレジャーハンターG」「魔導物語」等のゲームを監督/脚本/企画した米光一成のSite イベント【バカバカしくも真剣な「脳の探求の旅」】@青山ブックセンター、終了。 「巨人のドシン」飯田和敏、「弟切草」麻野一哉、「ぷよぷよ」米光一成、3人のゲームデザイナーが脳を探求する、監修は医学博士米山公啓の脳クエスト本『スピンドル式 鍛えない脳』の発売記念イベントであります。 大勢の人に来ていただきありがたい、感謝。 来場者数も140名を超え、キャンセル待ち状態もあったとか、ごめんなさい。 プロジェクタがあって、大きな流れをパワーポイントで作っていったので、進行もスムーズ(っても、まぁ、我々なので、ドタバタスムーズな感じ。ライブ!だよ)で、良かったんじゃないだろーか。 イベント会場、パソコンをプロジェクタで表示できるようになってると嬉しい。 自己紹介の後、『
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く