米政府が在日米軍の再編問題で、米空軍嘉手納基地(沖縄県)を航空自衛隊と共同使用する構想を提案していることが、三日までに分かりました。米側は、那覇基地に配備されている空自のF4戦闘機を、機動力を高めたF15戦闘機に変更し、嘉手納基地への移駐を求めています。 在日米軍の再編は、ブッシュ米政権が地球規模で進める米軍事態勢見直しの一環。態勢見直しでは「同盟の役割拡大」=米軍事作戦へのいっそうの動員が主要な柱に位置付けられており、嘉手納基地の共同使用もその具体案の一つです。 在日米空軍の再編では、嘉手納基地のほか、横田基地(東京都)を日米が共同使用する構想がすでに明らかになっています。具体的には、横田基地にある第五空軍司令部とグアムの第一三空軍司令部を統合し、空自の戦闘機部隊を統括する航空総隊司令部を横田基地に移転する案です。 米太平洋空軍のへスター司令官は九月二十六日、横田基地の再編構想に触れた中