都内にある、食品サンプル製造メーカーの店舗に展示されたプラスチック製の食品サンプル(2013年5月28日撮影)。(c)AFP/KAZUHIRO NOGI 【8月20日 AFP】イタリアからハネムーンで日本にやって来た旅行客のアルベルト・ペレグリーニ(Alberto Pellegrini)さんは、日本語を話すことも、読むこともできない。それゆえ、美食天国として有名なこの国で、飢えの恐怖を感じるという困難に陥った。 食道楽に取り憑かれたこの国のレストランでは、英語で書かれたメニューは珍しいか、まったく存在しないかだ。だが、ペレグリーニさんにとって幸運なことに、手の込んだプラスチック製の食品サンプルを使って、レストランが提供するメニューを再現し展示する光景はよく見られる。 香辛料がたっぷりかかった特大のホットドッグの姿が普通の日本人客を驚かせることはないが、ずらりと並んだ食品サンプルは、店に入る