第2次世界大戦中、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の舞台となった独南部のダッハウ強制収容所跡で、ナチスのスローガンが書かれた金属製の表示板が、取り付けられた入場門の扉ごと何者かに盗まれた。地元警察が2日、明らかにした。 独メディアによると、表示板には、独語で「アルバイト・マハト・フライ(働けば自由になる)」と書かれていた。実際には殺害した収容者らに対し「自由」を約束するかのような言葉で、ナチスの非人道性の象徴として知られている。 警察によると、表示板が付いた扉は縦約2メートル、横約1メートル。警備員が2日朝に無くなっているのに気づいた。1日深夜から2日未明に盗まれたとみられる。
![消えたナチスの看板「働けば自由になる」 独の収容所跡:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/eeca69232f00c3a8e04a98bb947203d142d902f9/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20141103001445_commL.jpg)