在日3世として関西で生まれ育ち、朝鮮総連幹部だった祖父とともに「帰国事業」で1970年代に北朝鮮に渡った後、2009年に脱北、現在は韓国で脱北青少年を支援している金柱聖氏が6日までに、産経新聞のインタビューに応じた。金氏は、史上初の米朝首脳会談について、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が体制維持の「千載一遇の機会」と位置づけているとの認識を示した。一方で、特権層の中国国境への移住が相次いでいると語った。 金柱聖氏は、一度はトランプ米大統領が中止を表明した米朝首脳会談の開催を北朝鮮が切望した理由について「正恩氏としては、自分を『一国の主』として認めてもらいたい思いが最優先にあるのではないか。国際社会で『元首』として認められることが、体制維持へとつながる」と述べた。 正恩氏は、3月と5月の2度にわたり訪中し、習近平国家主席と会談した。しかし、正恩氏が真に国際社会で認められるためには「習氏では物足
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