パンスペルミア仮説という言葉を聞いたことがある人は多いと思うんだ。これは、「生命の起源は地球本来のものではなく、他の天体で発生した微生物の芽胞が宇宙空間を飛来して地球に到達したものである。」とする仮説で、「胚種広布説」あるいは「宇宙播種説」とも呼ばれているんだ。 そしてこの説を裏付けるような事件が、2001年、インドで起きたんだ。インド西部のケララで2ヶ月に及び、赤い雨が降るという異常気象が発生。岸辺や木々の葉は真っ赤に染まり、その雨を浴びた人の服も赤く染まった。研究者がこの雨を調査したところ、赤い雨の内から、微生物の痕跡を発見し、隕石が地球に運んだ地球外生命体であ可能性があると発表したのだそうだ。 Astrophysics: Red Rain ‘Shower of Alien Life インドのマハトマ・ガンジー大学教授ゴフリー・ルイス博士が調査したところによると、その赤い雨の成分は、生