最新の分析技術で再分析したのは、3種の炭素質隕石(写真はイメージです) dottedhippo-iStock <北大低温科学研究所・大場康弘准教授らの研究グループによる超高感度の計測装置を用いた分析は、生命の地球外起源説を補強する成果を導き出した> 地球の生命はどこから来たのでしょうか。地球内が起源という仮説と宇宙から飛来したという仮説があります。 北海道大低温科学研究所の大場康弘准教授らの研究グループは4月27日、1969年にオーストラリアで見つかった「マーチソン隕石」など3種の隕石を最新の分析技術で改めて調べた結果、生物の遺伝情報を伝える「核酸」を構成する塩基、全5種類の同時検出に成功したと発表しました。この研究は英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載されました。 今回の研究は、地球の生命の起源は、約40億年前に宇宙から飛来したという地球外起源説を補強するものと考えられます