はじめにこの連載について この連載では、100人くらいのユーザーのいる小規模ネットワークに起こるさまざまなトラブルを、ネットワークツールを用いて解決していきます。主人公は、社内の管理者兼プログラマーの律子さん。得意技はPingで、何かが起きると、すぐテンパってしまうきらいがあります。 律子さんはあるシステム開発会社に勤めています。そこそこネットワークやOSに興味はあり、自分では詳しいと思っています。ただ実際は、自由に使いこなせるネットワークコマンドはPingくらいで、実はそれほど詳しくはありません。 ある日のこと、インターネットの話を自慢げにしていたのを聞かれていたのか、突然、上司に会社のLAN管理者に抜てきされてしまいます。どうやら本当にネットワークに詳しいと勘違いされたようです。 そこに降りかかる嫉妬とトラブルの数々。果たして律子さんはうまく切り抜けて立派な管理者になれるでしょうか。