ここ数年で膨れ上がった次世代ウエブ技術「HTML5」への期待感が、最近急速に萎(しぼ)んでいる。その大きな要因の一つが、先月下旬にフェイスブックが起こした動きだ。同社は、以前から評判が悪かったiOS(つまりアイフォーン、アイパッド)向けのフェイスブック・アプリをゼロから作り直して、これをアップストアから再リリースしたのだ。 この記事をお読み頂いている方にも、普段フェイスブックをアイフォーンからお使いの方がおられると思うが、「確かに以前よりもアプリの動きが速く、滑らかになった」という感触を持たれたのではなかろうか。実際、多くのユーザーはそのような感想を抱いているようだ(実は筆者自身は、以前とそれほど大差ないように感じているのだが、ここは大方の見方に従っておこう)。 それ自体はとても良いことなのだが、一方で今回のフェイスブックの動きを複雑な思いで見つめている人たちもいる。それは冒頭に記した、「
グーグルとTwitter Japanは2012年9月12日、東日本大震災に関するビッグデータを活用し、今後起こり得る大災害への対策などに生かせるようにすることを目的としたワークショップ「東日本大震災ビッグデータワークショップ - Project 311 -」を開催することを発表した。開催期間は9月12日から10月28日まで。 同ワークショップでは、震災発生直後からテレビや新聞、インターネットを通じて流れた膨大な情報(ビッグデータ)が、どのように発信されて流通・拡散していったのかを当時の実データを用いて検証する。得られた検証結果を基に、「適切な情報流通施策についての提言」や「災害対策向けサービスのプロトタイプ開発」などを進めていくという。 分析に使われるデータを提供するのは、ワークショップを主催する「東日本大震災ビッグデータワークショップ 運営委員会」の幹事を務めるグーグルおよびTwitte
「iPhone5にNFC機能が搭載されるのではないか」「そうなれば、NFC普及の起爆剤になる」──昨日まで、こうした話題がNFCに関心を持つ人々の間で盛り上がっていた。だが、2012年9月12日に発表されたiPhone5には、NFC機能は搭載されていなかった。 NFCは"Near Field Communication"(近接無線通信)の略で、ケータイや、ICカード、無線タグ(NFCタグ)などを「タッチ」したり「かざす」だけで通信するための標準規格だ。クレジットカードや電子マネーによる決済への応用から、自動車のキー、ヘルスケア機器、Bluetooth機器とのハンドオーバー、O2O(online to offlice)マーケティングなど、多種多様な応用が期待されている。そして、もしiPhoneがNFCを搭載すればNFC搭載スマートフォンが一挙に大量に出現することになり、NFCの各種応用も爆発
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