風力発電タービン。独ベルリンで(2017年8月3日撮影)。(c)AFP PHOTO / dpa / Wolfgang Kumm 【1月30日 AFP】近い将来、陸上風力および太陽光発電が化石燃料による火力発電よりも安価に電力を供給できる見通しであるとする内容の報告書が今月、発表された。報告書は、他の環境保全技術も急速にコストの面で優位性を得てきているとしている。 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)が新たに実施したコスト分析によると、2年以内に「現在商業利用されているすべての再生可能エネルギー発電技術が、化石燃料による火力発電の価格帯で発電できるようになり、そのほとんどが火力発電の低価格帯並か、それよりも安い価格で発電できるようになる見込み」という。 化石燃料による火力発電の現在のコストは1キロワット時あたり5~17セント(約5~18円)なのに対し、IRENAは、再生可能エネルギー発電