東京都武蔵村山市で8月、道路に張られたロープにミニバイクの女性がぶつかり転倒し、重傷を負った事件で、警視庁組織犯罪対策2課は24日、殺人未遂の疑いで、現場近くの米軍横田基地に所属する米兵の家族の少年と少女計4人の逮捕状を取った。捜査関係者が明らかにした。 在日米軍の日本での法的地位を定めた日米地位協定は刑事手続きについて軍人の家族は対象外だが、4人の一部は横田基地内に居住しているため、組対2課は米軍に捜査協力を要請。近く身柄の引き渡しを受け、4人を逮捕する方針だ。 組対2課の調べによると、4人は8月13日夜、同市伊奈平の市道で、道路を遮る形でロープを張り、ミニバイクで走行してきた市内の女性会社員(23)に衝突させ、女性に頭蓋骨(ずがいこつ)骨折の重傷を負わせた疑いが持たれている。 女性は時速30〜40キロ程度で走行していたとみられ、直前までロープに気付かなかった。女性はロープにはじき飛ばさ