野田市の県立関宿高校3年生の田中亜実さんが、5月に行われた女子プロボウラー資格取得テストで県内からただ一人合格を果たした。本格的にボウリングを始めて2年余。茶道部と2足のわらじを履く異色の17歳は「ボウリングを知らない人も魅了するプロになりたい」と目を輝かせる。 テストには女子プロを目指して全国から32人が参加し、12人が合格した。平均年齢27歳の新人プロの中で田中さんは最年少だ。日本プロボウリング協会によると、女子高校生のプロは記録が残っているこの20年で3人目という。プロテストは16歳から受験できる。 中学3年生で初めて投げたボールはレーンを大きく外れピンに届かなかった。若いころプロボウラーを目指していたという父親の敏彦さん(54)が指導し、めきめきと腕を上げた。プロを目指すようになり、高校での部活動はボウリングと両立できるようにと、週1回の茶道部を選んだ。 女子プロのテストは1