電車や飛行機など乗り物がテーマの作品を数多く発表している絵本作家みねおみつさんが、湘南モノレールの協力で「モノレールのたび」(福音館書店、月刊かがくのとも2014年2月号)を出版した。 湘南モノレールに乗って大船駅から湘南江の島駅までを旅する物語。みねおさんは「湘南モノレールはこぢんまりしているが、急カーブや急勾配、トンネルまであり面白い路線」と題材に選んだという。 同モノレールが1960年代に整備された当時は、路面電車に代わる交通機関として懸垂式モノレールの技術が注目されていたといい、みねおさんは「結局、普及はしなかったが、実験的な路線を完成させたロマンを感じる。子どもたちにも絵本で楽しんでもらえれば」と話す。懸垂式は全国でも数少なく、車両がぶら下がっている表紙の絵を見て、本を逆さまにして読み始める子どももいるという。 410円。全国の書店で発売中。問い合わせは福音館書店電話03(