サンシュユ(山茱萸[3]、学名: Cornus officinalis)は、ミズキ科ミズキ属の落葉小高木。中国原産で、春先に葉が出る前に黄色い花を咲かせ、秋にグミに似た赤い実をつける。別名でハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミとも呼ばれる[4]。季語は春。庭園樹や公園樹として多く植栽されている。果実は漢方に使われる。 名称[編集] 山茱萸(サンシュユ)は漢名(中国植物名)で[5][6]、この音読みが和名の由来である[4][7]。日本名の別名ハルコガネバナ(春黄金花)は、早春、葉がつく前に木一面に黄色の花をつけることからついた呼び名で[5][8]、日本植物学者の牧野富太郎が山茱萸に対する呼び名として提唱したものである[9]。秋になると枝一面にグミのような赤い実がつく様子から珊瑚に例えて、「アキサンゴ」の別名でも呼ばれる[4][9]。 分布[編集] 中国浙江省及び朝鮮半島中・北部が原産といわれ