これまで消息がわからなかった昨年のパ・リーグ最多勝投手、西武・多和田真三郎投手(25)が28日の「出陣式」で、ようやく姿を現した。 関係者も把握していなかった自主トレの動向について「一昨年(沖縄の)実家に帰ったので(子供の生まれた)今年は奥さんの実家のある北海道に帰りました。雪と寒さがすごかったです。1月3日ぐらいまでは何もしていないです」と明かした。都内に戻ってからはトレーナー、専属捕手とと8~9割の力で立ち投げを行い、順調に仕上がっていると説明した。 菊池のメジャー移籍でさらなる活躍が期待される今季の目標を「去年(172回2/3)より多くイニングを投げる」「皆さん、心配だと思うんですけど、僕は楽しみというか。去年の今頃より良い状態できている」と手応えを感じている様子。 辻監督は「多和田の顔を(今年)初めて見てホッとしたよ」とエース候補の“安否”を確認して安堵した。