田中広の存在が打線に流れを生む 打線再編のキーマンは、新戦力とは限らない。春季キャンプを目前に控えた1月下旬、田中広輔は、昨年8月に受けた右膝手術からのリハビリに励んでいた。 未知数の段階から佐々岡真司監督は、「去年の悔しい気持ちがあるし、すごく期待している。選手会長として引っ張る気持ちもある。若手を使うという考えもあるかもしれないけど、広輔にも意地がある」と公言していた。小園海斗との競争を前提としながらも、春季キャンプ前から新監督の構想の中には田中広が大きなウエートを占めていたのだろう。開幕延期後の状態の良さに、朝山東洋打撃コーチも「今年はやってくれると思う」と言い切った。田中広が出塁して駆け回る。それが新政権の理想的な得点パターンの一つとなる。 田中広は、昨季打率.193と最後まで復調気配を見せることなく手術に踏み切った。連続フルイニング出場は635試合で止まり、遊撃を高卒新人の小園に
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