ホバーツ・ファニーズ (Hobart's Funnies) は、第二次世界大戦期のイギリス陸軍第79機甲師団(英語版)やイギリス陸軍王立工兵隊(英語版)の部隊で開発され運用された一連の特殊車両に対する非公式な呼称である。 この呼称は日本語に直せば"ホバートの愉快な連中"、"ホバートの面白い奴等"といった意味で、ホバートとは第79機甲師団の師団長を務め、これらの車種の開発や運用を主導したパーシー・ホバート少将を意味する。ホバーツ・ファニーズは同時期に開発されたAVRE (Armoured Vehicle Royal Engineers)などと同様に、近代的な戦闘工兵車の元祖といえる存在であった。 ファニーズを率いたパーシー・ホバート少将 連合軍によるヨーロッパへの上陸作戦は、1942年8月のディエップ上陸作戦の失敗の後、その実現手法が完全に再検討される事となった。上陸作戦成功の為には、侵攻す