【ソウル=名村隆寛】平昌五輪の開幕が迫る韓国で、9日に訪韓する安倍晋三首相に対し、「出しゃばるな」といった非難が左派系の与党議員や元閣僚の間から続出している。 与党「共に民主党」の李(イ)錫(ソク)玄(ヒョン)議員は5日、ツイッターで「ペンス米副大統領は祝いの家に叫びに来て、安倍首相は他人の家へ出しゃばる気だ。平昌五輪が終われば即、韓米合同軍事演習をしろと内政干渉まで(する)」と批判した。 同党の魏(ウィ)聖(ソン)坤(ゴン)議員も同日、党の会議で「韓米軍事訓練をいつどうやるかは韓米間の協議で決定することだ。あれこれ言うものではない。平和に灰をぶちまける行為だ」と批判。左派系野党の正義党の李(イ)貞(ジョン)味(ミ)代表も同日の会議で「日本は朝鮮半島の平和安保問題に、ああしろこうしろと言える立場ではない。安倍氏は、韓国政府が日本を招待した意味をもう一度考えてほしい」と強調したという。 一連