ブックマーク / gendai.media (322)

  • 新元号の発表前に再考、元号が「借り物の字」で出来ている意味(堀井 憲一郎) @gendai_biz

    新元号の発表がいよいよ4月1日に迫っている。ところで、こんな疑問を抱いたことはないだろうか。「なぜ元号の典拠は、日の古典ではなく、中国の古典なのか?」と。コラムニストの堀井憲一郎氏が、元号の起源までさかのぼり、前後編にわたって考える。そこで見えてくるのは、元号というシステムが「借り物」であるということだ。 中国王朝のシステム まもなく新元号が発表される。 元号というのは、21世紀の社会から見れば、かなり奇妙な存在である。 みんなもうすうすそう感じている。 ただ、そこを深く掘ってもどこにも行きつかないということも直観的に感じられるから、そのへんは触れないままになる。まあ、みんな、忙しいからね。これから日常的に使うツールのひとつにもなるので関心は高いのだが、深く関わろうとはしない。 元号は漢字二文字で表される(例外的に四文字だったことが奈良時代に少し流行ったが、基二文字である)。 そもそも

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  • なぜ元号の典拠は「中国の古典」であり続けているのか(堀井 憲一郎) @gendai_biz

    ➡︎【前編はこちら】 日を治めた証としての「元号」 わが国が「元号」を用い始めたのは、「大化の改新」のときからだ。 最初の元号は「大化」である。ムシゴロシ、ムジコ、ムシゴめの大化である。 わが国史上、屈指の政治変革である。簡単にいえば、自分たちのやりかたではなく、中国(隋から唐)の国家システムを取り入れた先進国になろう、という急進派による改革であった。 中国発祥の律令国家制度を取り入れることによって、「独立した文明国家」であることを示そうとしたのだ。明治維新のおり、欧米の国家システムをコピーすることによって「わが国もきちんとした近代国家である」と示そうとしたのとまったく同じである。 そのために中国元号ではなく、中国とは別の王の支配する国として、わが国オリジナルの元号「大化」を使用した。 大化のあとは「白雉(はくち)」になり、そのあとしばらく元号は使用されていない。中大兄皇子は忙しかったの

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  • 新元号「令和」にまつわる〈5つの誤解〉を漢文のプロが斬る(加藤 徹) @gendai_biz

    今日5月1日から令和の時代がスタートする。4月1日の新元号発表から1ヵ月、この二文字についてさまざまな意見が飛び交ったが、そのなかには誤解に基づくものも少なくない。明治大学教授で中国文学が専門、漢文のプロフェッショナルである加藤徹氏がその誤解を解く。 さる4月1日の昼、国民の目はテレビに釘付けだった。菅義偉官房長官は発表の会場で、新元号「令和」を毛筆で書いた台紙を見せたあと、こう述べた。 「新元号の典拠について申し上げます。令和は『万葉集』の『梅の花の歌三十二首』の序文にある『初春の令月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ 梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き 蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす』から引用したものであります」 このときからSNSやメディアに、新元号に対する賛否両論がわきおこった。 意見を述べるのは万人の自由だが、誤解も散見される。 『万葉集』は奈

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  • 「昭和」を考案した男と「令和」にまで影響した森鷗外の執念(猪瀬 直樹) @gendai_biz

    文豪・森鷗外が死の直前まで没頭した、生涯最後の仕事ーーそれは1300年にわたる「日の元号の歴史」を見渡す、一大プロジェクトだった。そして鷗外の仕事は、ある漢学者へ引き継がれ、「昭和」という時代を決定づけることになる。 平成から令和への改元にあたり、鷗外のまとめた『元号通覧』が100年の時を超えて復刊された。『天皇の影法師』(1983年)で書に光を当てた、作家・猪瀬直樹氏が、新元号「令和」にまで通底する鷗外の想いを読み解く。 「明治」「大正」には否定的だった 森鷗外が宮内省帝室博物館総長兼図書頭(ずしょのかみ)に任ぜられたのは、奇しくも大正天皇崩御の日のちょうど9年前、大正6年(1917年)12月25日だった。 鷗外にはやらねばならぬ仕事があった。そのため史伝小説『北条霞亭(ほうじょうかてい)』を、東京日日・大阪毎日新聞で連載しはじめていたが、この連載は官職復帰翌日の12月26日をもって

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  • 小川アナTBS移籍は成功するか?有名アナらの足跡で読み解く(高堀 冬彦) @gendai_biz

    視聴率が望めるかはまた別問題 2018年9月末までテレビ朝日「報道ステーション」(月~金曜日午後9時54分)のサブキャスターを務めていた同局の小川彩佳アナウンサー(34)が、6月3日からTBS「NEWS23」(月~木曜午後11時、金曜同11時30分)のメーンキャスターに就く。アナの移籍は珍しくないが、テレ朝からTBSへ女性アナが移籍するのは初めてのことだ。 TBSは1980年代までは「民放の雄」「報道のTBS」と称され、アナウンサー陣の充実度も民放で一二を争った。女性アナでは三雲孝江アナ(65)らスターを次々と生んだ。片やテレ朝は80年代まで視聴率争いで万年Bクラス。民放入りを目指す優秀な学生は大半が上位局入りを望むため、アナも将来のスター候補生を集めにくかった。 ところが現在では両局の民放内での立場が逆転。テレ朝が日テレビとトップの座を争う一方、TBSは3位に甘んじている。テレ朝は学生

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  • 蒼井優と山里亮太の結婚に見る、モテる女性が結婚を決めるとき(ヨダ エリ)

    「芸能界一のモテ女優」が一生の伴侶に選んだのは、日中が驚く意外な相手だった。モテる女性は結婚を決めるとき、相手の何を見ているのか。出会い、恋愛結婚……男女のさまざまなステージにおける心の機微に詳しい恋愛アナリストのヨダエリが、今回の電撃婚を読み解く。 女優の蒼井優さん(33歳)とお笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山ちゃんこと山里亮太さん(42歳)が結婚した。 芸能界一のモテ女優と言われる蒼井優と、非モテキャラを打ち出しているお笑い芸人。予想外すぎる組み合わせと交際2ヵ月で入籍という電撃ぶりに多くの人がざわめく中、6月5日には結婚記者会見が開かれた。 結論から言うと、誰もが2人の未来を応援したくなる、そんな会見だったと思う。 だが、中には「なぜ蒼井優は山ちゃんを選んだのか」という疑問を感じている人もいるかもしれない。「他にもいい男はたくさんいたのではないか」と。 しかし、2人が結婚した

    蒼井優と山里亮太の結婚に見る、モテる女性が結婚を決めるとき(ヨダ エリ)
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    googledelogin 2019/06/09
    山ちゃんって実業家顔だよね。いい記事だった。
  • 私が一橋大学の教員を辞めた理由〜国立大に翻弄された苦しい日々(河野 真太郎) @gendai_biz

    国立大の教員が私立に移るケースが増えている 私事で恐縮なのだが、私河野はこの新年度に、昨年度まで勤めた一橋大学大学院経営管理研究科(旧商学研究科)を退職し、専修大学法学部に着任した。 大学教員がキャリアの間に何度か大学を移ることは珍しいことではない。だが、私の今回の移籍のニュースを聞いた知人の中には「なんで?」という反応をする人もいた。 そう反応した人の言いたいことはなんとなく分かる。つまり、言いにくいことをはっきり言えば、一橋大学といえば研究者が望みうる最高の所属先のひとつであり、なぜわざわざ中堅どころの私学に移籍するのか、と考えたのだろう。これから私が勤める専修大学に対してとても失礼な話だが。 しかし、そのように考えるのも無理はないかもしれない。というのも、私の今回のような移籍は、確かに一昔前であればあまりないことだった。 かつて、国立大学から私立大学に移るケースと言えば、国立を退職

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  • マスコミの「迷惑行為」が日本社会でこんなに叩かれる理由(津田 正太郎) @gendai_biz

    マスメディアの迷惑 ツイッターやフェイスブックなどのSNSの名物の一つがマスメディア批判である。 直近の例では、滋賀県の保育園の園児や保育士16名が巻き込まれ、うち園児2名が亡くなった交通事故にさいしての記者会見が批判を集めている。さらに、同事故の遺族による声明文を、取材の自粛を求める部分を削除して伝えた報道に対しても厳しい批判の声が上がっている。この件に限らず、近年では大きな事件や事故、災害があるたびにメディアスクラムや報道被害が告発されるようになっている。 ただし、このような告発は、取材記者のふるまいが以前よりも「悪化した」から生じるようになったというわけではない。それどころか、取材記者のふるまいは以前と比べればむしろ改善されている可能性のほうが高い。 たとえば、メディアスクラムの古典的事例として知られる1980年代初頭の「ロス疑惑」にかんする取材をみてみよう。故・三浦和義氏が保険金殺

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  • 川崎19人殺傷事件「無敵の人がやった」という物語にひそむ危険性(御田寺 圭) @gendai_biz

    神奈川県川崎市の登戸で起きた無差別殺傷事件。小学6年生の女子児童と39歳男性の2名が犠牲となり、17名もの負傷者を出した。なによりはじめに、事件の犠牲者とそのご家族に深く哀悼の意を表したい。 この事件はマスメディアやインターネットでもひじょうに大きく取り上げられている。犯人とされる51歳の男も事件直後に自殺したことで、事件の全貌解明は難しくなってしまったが、人びとは自分が事件をどのように受け止めているかを口々に表明し、議論が白熱している様子だ。 稿の主旨にかかわる重要なことなのであらかじめ述べておきたい――私はこのテキストを事件当日の2019年5月28日に執筆している。 「平和な社会」と「凶悪犯罪」のコントラスト まず、事件を考える上での前提事項をおさえておこう。 こうした凶行が起きるたび、社会は大きな動揺に包まれる。世相の荒廃を憂い、治安の悪化を嘆く声がそこかしこから漏れ聞こえるのも常

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  • 丸山穂高議員の「戦争扇動発言」が、問答無用で許されない理由(佐藤 優) @gendai_biz

    衆議院議員の丸山穂高氏が5月11日、北方領土の国後島を訪問中、「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」などと発言し、所属していた日維新の会を除名された。いまだ波紋の収まらないこの事件質を、作家・佐藤優氏が、丸山氏の発言内容だけでなく国益の観点から指摘する。 ※記事は『佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」』に収録している文化放送「くにまるジャパン極」の放送内容(2019年5月17日)の一部抜粋です。野村邦丸氏は番組パーソナリティです。 ロシアでは「戦争扇動」は犯罪になる 佐藤:この事件当に深刻で、問題は「発言」じゃないんです。発言した場所が北方領土でしょ。丸山さんは、敷地の外に出ようとしていたんですね。 邦丸:鈴木宗男さんなどが尽力して建てた日ロ友好の家、一時期は「ムネオハウス」ともいわれましたが……。 佐藤:そこから外に出ようとした。これがいちばん深刻な問題なんです

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  • ホリエモン独占告白「僕がロケット開発の先に見る夢」(三戸 政和) @gendai_biz

    たった3秒間の火からはじまった 手作りした最初のエンジンは、千葉県の鴨川に借りた小さな家のガレージではじめての火を噴いた。2008年5月17日。たった3秒間の最初の一歩だった。 それから、その小さな火を絶やさないよう、一歩一歩、歩みを進めて、ここまできた。2019年5月4日、北海道大樹町、午前5時45分0秒。点火されたロケットエンジンは、116秒間の燃焼を続け、ロケットの機体を高度113.4キロ上空の宇宙空間まで届かせた――。 今回のインターステラテクノロジズ社によるロケット打ち上げの成功は、民間単独としては国内初であり、「宇宙に関わるものは国主導が当然」という、日人の多くが持つ固定概念を打ち崩すものだった。堀江貴文氏が60億円以上投じたことでも注目を集めたインターステラ社は、軌道投入機の開発と今回成功した観測ロケットの事業化フェイズに入るが、同社は今後、ユニコーン候補としても注目を浴び

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  • カーリング日本代表のイケメンコーチが語った「本気の世界一奪取計画」(竹田 聡一郎) @gendai_biz

    今季のカーリング・シーズンが終了した。五輪シーズンの翌年だったが、多くのファンが関心を失うことなく、競技会場に応援に駆けつけ、それに呼応する形で日のチームは国際大会で結果を残した。 その盛り上がりや、日のカーリングが持つポテンシャルと将来について、日本代表のイケメンコーチでおなじみのJD(ジェームス・ダグラス・リンド)コーチを遠征先のトロントや北京で直撃した。 通訳/吉田知那美(ロコ・ソラーレ) JDインタビューカット撮影/吉田夕梨花(ロコ・ソラーレ) 写真・インタビュー/竹田聡一郎 すべてのチームが新しいスタイルを求めて変わった ――W杯お疲れさまでした。今季前半は主にロコ・ソラーレ、世界選手権では中部電力に帯同しました。まずロコ・ソラーレの今季を振り返ってください。 「まず1つめに、昨年まではものすごい忙しいシーズンだったので、今季は休息を意識しました。カナダ遠征でもしっかりとリフ

    カーリング日本代表のイケメンコーチが語った「本気の世界一奪取計画」(竹田 聡一郎) @gendai_biz
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    googledelogin 2019/05/20
    JDコーチの通訳/吉田知那美(ロコ・ソラーレ)←スゲー。JDコーチのインタビューカット撮影/吉田夕梨花(ロコ・ソラーレ)←!?
  • 原発事故処理に外国人労働者「儲けのカラクリ」(青木 美希) @moneygendai

    ニュースの波紋 「使い捨てになる。帰国後に健康影響が出ても母国に治療体制があるのか」 国内の外国人を支援してきた福島大学の坂恵教授は、SNSで記事をみてつぶやいた。そこには、政府が4月から始めた新しい在留資格「特定技能」の外国人労働者について、東京電力が、廃炉作業が続く福島第一原子力発電所の現場作業への受け入れを決めたとあった。 坂教授は、言葉が通じないハンディで最低賃金以下で働かされた人たちをみてきた。昨年11月には衆議院で特定技能についての参考人として呼ばれ、「福島第一原発構内の作業も、建設作業といってしまえば外国人労働者を導入できることになる。人にとっても現場作業にとってもこれほど危険なことはない」と声を挙げてきた。自分は警鐘を鳴らした。まさか現実になるとは。 福島第一原発に新資格の外国人労働者が入るらしい──。私は情報を得てから裏付け取材や専門家への取材を進め、東電が元請けな

    原発事故処理に外国人労働者「儲けのカラクリ」(青木 美希) @moneygendai
  • 池袋西口の中華『新珍味』はなぜ台湾独立運動の聖地となったか(田中 淳) @gendai_biz

    東京・池袋駅西口から徒歩3分。雑踏にたたずむ老舗の庶民派中華料理店『新珍味』が、最近、台湾人客の間で「聖地」としてクローズアップされていることをご存知だろうか。 店のオーナーは、昨年100歳となった現役の台湾人革命家・史明(しめい)。彼への再評価の気運が高まるとともに、『新珍味』を訪れる台湾旅行客が増えているのだ。 池袋西口の生き字引ともいうべき史明が語る、驚くべきエピソードの数々とは──。 「台湾独立運動のゴットファーザー」の店 「焼きギョーザに半ライス、あとビールね」 「大滷麵(ターローメン)とニラレバ炒め」 平日のランチタイムを過ぎたというのに、『新珍味』の客足は途絶えることがない。2階のテーブル席では常連たちがネクタイを緩めながら昼ビールで気勢を上げている。敷地面積わずか9坪で、1階はカウンター7席のみの小さな店ながらメニューは60種類を網羅。書き入れ時も作り置きせず、注文を受け

    池袋西口の中華『新珍味』はなぜ台湾独立運動の聖地となったか(田中 淳) @gendai_biz
  • 「5月から皇太子がいなくなる」という事実が意味すること(週刊現代) @gendai_biz

    昭和でも平成でも、天皇と皇太子が両輪となって公務に当たる姿は、我々にとって当たり前の光景だった。だが、次の時代は違う。しばらく続く皇太子の「不在」から、様々な問題が浮き彫りになりそうだ。 有資格者は悠仁さまだけ 4月30日に天皇が退位し、翌5月1日に皇太子が新天皇に即位する「代替わり」まで、いよいよ1ヵ月あまり。 その日は、新たな天皇が誕生すると同時に、この国から「皇太子」という存在が消える日でもある。 「新たに皇位継承順位第1位となる秋篠宮が新皇太子になるのでは」と、思うかもしれないが、それはあり得ない話だ。なぜなら、皇室に関する各種事項を規定した『皇室典範』には、「皇太子」という立場が以下のように定義されているからだ。 〈皇嗣たる皇子を皇太子という。皇太子のないときは、皇嗣たる皇孫を皇太孫という〉 ここで言う皇子とは、天皇の「息子」を意味する。つまり、皇位継承順位とは関係なく、新天皇の

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  • 足立区のスター・みやぞん、家族6人6畳間暮らし「泣ける極貧時代」(週刊現代) @gendai_biz

    いつもニコニコ笑い、規格外の天然キャラでどこか憎めないみやぞん。根の優しい人柄は、子供の頃の極貧生活にルーツがあった。発売中の『週刊現代』では、そんな彼を女手一つで育てた母の、切ないけれど、温かい逸話が語られる。 姉のペットは「ネジ」だった 「子どもの頃、ペットブームが巻き起こったんですけど、うちは団地住まいで貧乏だったからペットを飼えませんでした。でもある日、姉が『実は、こっそり生き物を飼っている』と明かしたんです。 そこで、母ちゃんに内緒で見せてもらったら、箱の中に座布団のようなものが敷いてあって、その上にネジが置いてあった。 姉はネジに『ランラン』と名前を付けて、可愛がっていたんです。幼いながら、『うちって貧乏なんだな』と肌で感じた瞬間でした」 今を時めく人気芸人「ANZEN漫才」のみやぞん(34歳)は、自身の貧乏エピソードをテレビ番組でそう明かしている。 「姉はその後、ネジにナット

    足立区のスター・みやぞん、家族6人6畳間暮らし「泣ける極貧時代」(週刊現代) @gendai_biz
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    googledelogin 2019/04/27
    麦わら海賊団の過去エピソードみたいや。特にお母さんがベルメールさんのよう。
  • 文在寅政権を理解するために知るべき韓国の「歴史的高揚感」の実態(木村 幹) @gendai_biz

    高揚感が支配した2・28と3・1 少し前の話になる。先月末、2月28日朝、筆者はソウルへと向かう機中にいた。翌日、今年の3月1日が、1919年に勃発した3・1運動から100周年の記念日に当たっており、ソウル市内の各所では大規模式典が予定されていた。 だからこそ、韓国政治、とりわけその民族主義のあり方について研究してきた者として、是非ともその現場を見て置きたい、と思った訳である。 機中ではいつものように、配布される韓国の新聞各紙をかき集め、イデオロギーの左右なく読みふけった。ソウルに到着する前に頭の整理をし、また、衰えるばかりの韓国語能力を少しでも回復する為である。 しかしながら、3・1運動100周年を祝う前日の韓国の新聞において、これに関わる記事はさほど多くはなかった。 それは当然だった。なぜなら、前日の2月27日からベトナムのハノイにて米朝首脳会談が行われており、韓国の人々はその行方を、

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  • なぜ…?泥酔中女性「レイプ疑惑」で福岡地裁が無罪判決を出した背景(野島 梨恵)

    去る3月12日、福岡地裁久留米支部が準強姦の罪に問われた男性に下した無罪判決が波紋を呼んでいる。相手の女性は飲酒により「抵抗できない状態」にあったと認めながらも、なぜ男性を無罪としたのか。弁護士の野島梨恵氏が判決が下された背景を考察する。 福岡地裁久留米支部と静岡地裁浜松支部が、時を置かずして、強制性交などに関連する罪名に問われた被告人に対し、無罪判決を言い渡したとの報道が流れた。 いずれも、まだ判決全文が手に入らず、報道ベースの情報しかないが、まず、男性が準強姦罪1(平成29年の刑法改正前の名称。現在は準強制性交等罪)に問われた福岡地裁の判決では、「女性はテキーラなどを数回一気飲みさせられ、嘔吐して眠り込んでおり、抵抗できない状態だった」と、事実認定をしたものの、そのうえで、女性が目を開けたり、何度か声を出したりしたことなどから、「女性が許容している、と被告が誤信してしまうような状況にあ

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  • 人間爆弾・桜花を発案した男の「あまりに過酷なその後の人生」(神立 尚紀) @gendai_biz

    「桜花」――まもなく満開となる桜のことではない。戦時中の日軍の非常さを象徴する、生還不能の特攻兵器につけられた名である。大型爆弾に操縦席と翼、ロケットをつけ、母機から放された瞬間に搭乗員の死が約束されるこの兵器は、敵の米軍にとって理解不能だったようで、彼らは「Baka Bomb(馬鹿爆弾)」と呼んでいた。 この兵器を発案した男は、終戦直後に死亡したとされたが、生存説もささやかれ、長らくその消息は謎に包まれていた。だが、5年前、遺族から神立さんへ一報があり、戦後、別人として生きてきた詳細な軌跡が判明する。 「特攻兵器『桜花』の生みの親」という過去を消し去って生きた男は、どのような後半生を送っていたのか? 特攻兵器「桜花」の初陣は全機撃墜された いまから74年前、昭和20(1945)年3月21日午前11時20分。鹿児島県の鹿屋海軍航空基地から、「神雷(じんらい)部隊」の異名をもつ第七二一海軍

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  • 「官邸人事」によって混乱に陥った農水省の知られざる悲劇(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    農林水産省がいま、混乱に陥っている。農業協同組合(JA)制度の改革やコメの減反廃止などを官邸主導で推し進め、「豪腕」として鳴らした奥原正明前次官の人事政策の傷跡によるものだ。 奥原氏は自らの出身部局に優秀な人材を集める一方、次官候補とされる優秀な人材を退官させるなど、徹底的に対抗勢力を排除した。次官の座は現在の末松広行氏に譲ったが、顧問として「院政」を敷く形で影響力を保持し続けている。 一方、農林水産省トップの吉川貴盛大臣のリーダーシップも不在だ。政策面での方針も打ち出せず、兼務する自民党北海道連会長としても、4月に控える北海道知事選で、自身が推す候補を認めさせるのが難航した。さらに、北海道議選で周囲の反対を押し切って次男に公認を与えたにもかかわらず、最終的に取り下げたことも影を落としている。 「豪腕改革派」のもたらす弊害 奥原氏は東京大学法学部を卒業後、1979年に農水省に入り、水産庁漁

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    googledelogin 2019/02/28
    末松広行事務次官による元部下の女性に対するセクハラ・パワハラ問題は省内では知られていた話で、官邸も農林族の自民議員もみんな知っていたらしい。それなのに有耶無耶に。クズばかりだ。